中国共産党3中全会「決定」の用語解説(12) 専精特新

中国共産党3中全会「決定」の用語解説(12) 専精特新

新華社 | 2024-08-23 14:13:32

   【新華社北京8月23日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第12回は「専精特新」。

   ▽「決定」の原文

   科学技術イノベーション主体としての企業の地位を強化し、科学技術リーディングカンパニーの育成・成長メカニズムを確立する。企業主導による産学研の高度な融合を強め、企業研究開発準備金制度を確立し、企業による国の科学技術難関攻略任務の主導または参加を支援する。「専精特新」型中小企業の発展、成長を促す仕組みを構築する。科学技術型中小企業が研究開発への投入を増やすのを奨励し、研究開発費の追加控除率を引き上げる。高等教育機関、科学技術研究機関が中小・零細企業に対して科学技術成果の後払い形式による使用を許可するよう奨励、指導する。(「決定」第4章「全面的イノベーションを支援する体制・仕組みの構築」より)

   ▽用語解説

   「専精特新」は専業化、精細化、特色化、強い革新能力の略語。「専」は産業分業に順応し、細分化された分野に焦点を当て、専心し、本業を守り、丹念に事業を行うことを強調している。「精」は綿密で無駄のない企業管理、洗練された優れた製品・サービス、常に進歩を目指す技術・プロセスを強調している。「特」は技術やプロセス、製品などに独自の強みがあり、「お家芸」を持つことを強調している。「新」は革新を企業の存続、発展の基盤とし、組織の革新、技術の革新、市場の革新を持続的に行い、革新への投資を増やし、革新能力を向上させることを強調している。「専精特新」の特徴を持つ中小企業が独自の強みの形成に専念し、一本化により産業を強化し、革新により市場競争で成功を収めることは、産業チェーン・サプライチェーンの強靭(きょうじん)性と競争力を高める重要なプロセス、重要な中核技術の「ボトルネック」問題を解決する大切な力であり、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)を発展させ、新たな発展の枠組みを構築する強力な支えでもある。

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