中国共産党3中全会「決定」の用語解説(11) 科学技術倫理

中国共産党3中全会「決定」の用語解説(11) 科学技術倫理

新華社 | 2024-08-23 08:45:40

   【新華社北京8月23日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第11回は「科学技術倫理」。

   ▽「決定」の原文

   科学技術計画の管理を改善し、基礎研究分野、学際的・先端的分野、重点分野における先見的、先駆的な配置を強化する。組織的な基礎研究を強化し、科学技術関連支出に基礎研究費が占める比率を引き上げ、研究資金の競争的支援と恒常的支援を組み合わせた基礎研究への投入メカニズムを整備する。条件の整った地方や企業、民間団体、個人による基礎研究支援を奨励し、基礎研究の研究テーマ選定の多様化を後押しし、ハイリスク、高価値の基礎研究の実施を奨励する。科学技術評価体系の改革を深化させ、科学技術倫理ガバナンスを強化し、学術活動の不正行為を厳しく取り締まる。(「決定」第4章「全面的イノベーションを支援する体制・仕組みの構築」より)

   ▽用語解説

   科学技術倫理とは、科学研究や技術開発などの科学技術活動において、科学技術従事者とその共同体が従うべき価値理念と行動規範を指す。「ソーシャルグッドのためのテクノロジー」(社会のためになるテクノロジー)の促進、人類福祉の増進、科学技術事業の健全な発展推進の重要な保障となる。

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