【新華社北京8月22日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、8月21日のニュースをお届けします。
1.中国、中医薬のデジタル化・スマート化を推進
中国は今後3~5年の間に、ビッグデータや人工知能(AI)などの新興デジタル技術を中医薬(中国伝統医薬)の伝承・イノベーション・発展の全プロセス・各段階に応用し、中医薬関連データの共有、流通、利用を促すとともに、中医薬に関連する産業・産業チェーン・プロセスのデータを効果的に連携させ、「中医薬のデジタル化・スマート化」を進めます。中国国家中医薬管理局が明らかにしました。
2.中国で「中医夜市」ブーム 伝統文化とナイトライフ融合
中国各地でここ数年、中医学(中国伝統医学)に特化したナイトマーケット「中医夜市」がブームとなっています。中医学の名医による無料の脈診、中薬(中国伝統薬)の考えにのっとった茶や薬膳の提供、伝統療法の体験など、さまざまなイベントが企画され、人気を集めています。
3.西遊記舞台のRPG「黒神話:悟空」発売 中国初AAA作品
中国初の「AAA(トリプルエー)タイトル(膨大な予算をつぎ込んだゲーム)」となるアクションRPG「黒神話:悟空」が20日午前10時(日本時間同11時)、正式にリリースされました。オンラインゲームプラットフォーム「Steam」での同時接続プレーヤーは同午後0時50分現在で140万4千人に到達しました。早くから注目を集めた中国産ゲームが世界のプレーヤーに向け、中国伝統文化を知るための新たな窓を開きました。
ゲームレビューサイト「Metacritic」では19日時点で世界54メディアが平均82点を付けています。このうち権威あるIGN中国は満点を付け、中国ゲーム業界のマイルストーンであり、世界市場においても真の意味で高い競争力を持つ中国産ゲームだと評価しました。
4.腰刀に火縄銃、いにしえの面影をとどめるミャオ族集落 貴州省従江県
中国貴州省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州従江県の岜沙(はさ)村はミャオ族の人々が代々暮らす集落で、村の男性は腰刀を身に着け、火縄銃をかついでいることから「最後の射撃手(ガンマン)集落」とも呼ばれています。村民は許可を得て銃を所持しています。
「岜沙」はミャオ族の言葉で「草木が生い茂る地域」を意味します。村の周辺には天にも届きそうなほど高く伸びた古木が茂り、優美な風景が広がります。伝統的な高床式建築「吊脚楼」は山の斜面に寄り添うように建てられ、古井戸や集落入り口の門、穀物倉庫などの文化的遺構もいにしえの面影を残しており、周囲の自然環境と調和しています。
5.中国内モンゴル自治区、科学的な整備で二大砂地を改善
中国内モンゴル自治区の科爾沁(ホルチン)砂地と渾善達克(フンシャンダク)砂地は北京市と天津市から最も近い黄砂発生源となっています。二大砂地の拡大を阻止することが、京津冀(北京・天津・河北の2市1省)都市群を黄砂から防ぎ、東北地方の黒土地帯や食糧の安全を守る上で非常に重要と言えます。同自治区では今年の春から砂地整備を相次ぎ開始、ウランチャブ市やシリンゴル盟などが続々と年間の砂漠化改善目標を発表しました。
6.豊作祝う「ブドウ祭り」開催、国内外から多数のゲスト 新疆トルファン市
中国新疆ウイグル自治区トルファン市で16~18日、第30回「中国シルクロード・トルファン・ブドウ祭り」が開かれました。今回は「トルファンのブドウが熟した」をテーマに、国内外から招かれたゲストがブドウとブドウ製品を味わい、トルファンならではのブドウ文化とシルクロードの魅力を体感しました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。