箭扣長城122号敵台東側の壁体修繕現場を歩く作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
【新華社北京8月21日】中国北京市懐柔区の西柵子村から谷間をたどりつつ燕山の奥へ向かうと、静かな山林に時折、かすかなつち音が響く。箭扣(せんこう)長城の修繕現場から伝わる音だ。
箭扣長城第5期保護修繕プロジェクトの作業区間は東の牛角辺から西の正北楼まで約915メートル。敵台(防御施設)6基と城壁が含まれる。考古学調査と修繕を並行して進めており、まず長城の特定の区間を調べ、関与を最小限にして修繕を行う。より科学的で、遺物の価値の掘り起こしと伝播に役立つ保護方法を求め、2016年以降、同長城で実施された1~4期のプロジェクトには毎回新たな理念と技術が導入されてきた。
第5期保護修繕は26年まで予定されており、尾根では作業員らが懸命の作業を続けている。冷え込む季節になると、プロジェクトはようやく一区切りを迎える。
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箭扣長城122号敵台東側の壁体を修繕する作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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作業員の手荷物を入れた袋や水筒、つえ。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城122号敵台東側の修復作業区間。(7月1日、ドローンから、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城120号敵台の考古学調査で出土したれんがを並べる作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城の調査現場へ向かう途中で休憩する作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城122号敵台東側の壁体修繕現場で働く作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城120号敵台の調査現場で、丸太を並べたコロに出土した石材を載せて運ぶ作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城120号敵台の調査現場。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城の調査現場に到着し、警備員が扉を開けるのを待つ現場責任者の技術工、楊戦傑(よう・せんけつ)さん。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城122号敵台東側の補強を終えた壁体を清掃する作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城122号敵台東側の壁体を修繕する作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城120号敵台の調査現場で出土した磁器片を観察する技術工の楊戦傑(よう・せんけつ)さん。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城122号敵台東側の壁体修繕現場を歩く作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
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箭扣長城の調査現場へ向かう途中、石灰モルタルなどの建材に使う水を山麓から運ぶ揚水ポンプ前を通る作業員。(7月2日撮影、北京=新華社記者/陳鍾昊)
箭扣長城120号敵台の調査現場。(7月1日、ドローンから、北京=新華社記者/陳鍾昊)