【新華社北京8月17日】中国外交部の報道官は16日、フィリピン沿岸警備隊の船が中国南沙群島・仙賓礁のラグーン(潟湖)に不法停留していることに関し、中国は既にフィリピン側に権利侵害行為を直ちに停止し、船舶を即時退去させるよう求めたと表明した。
報道官は次のように述べた。仙賓礁は中国南沙群島の一部である。フィリピンの船舶が無断で仙賓礁のラグーンに入り、長期停留していることは、中国の主権に対する重大な侵害であり、「南中国海に関する行動宣言(DOC)」に著しく違反し、南中国海の平和と安定に深刻な脅威をもたらしている。中国は既に外交ルートを通じてフィリピン側に厳正な申し入れを行い、権利侵害行為を直ちに停止し、船舶を即時退去させるよう求めた。中国は事態の進展を注視しており、断固とした強力な措置を講じて自国の領土主権と海洋権益を守り、DOCの不可侵性を守っていく。