【新華社北京8月17日】中国の自動車業界団体、中国汽車流通協会乗用車市場情報連合分会の最新データによると、7月のガソリン乗用車の小売販売台数は84万台、新エネルギー(NEV)乗用車は87万8千台となり、ガソリン乗用車を初めて上回った。
中国の新エネ車生産台数は2020年9月に累計500万台となり、22年2月に1千万台の大台を突破。23年7月に2千万台目がラインオフし、24年6月末には生産・販売台数がともに3千万台を超えた。
全国の充電器設置数は6月末時点で前年同期比54%増の1024万4千基となり、新エネ車2400万台分の充電ニーズに対応し、純電気自動車(BEV)による移動の利便性は一段と高まっている。
同連合分会の崔東樹(さい・とうじゅ)秘書長は「自動車業界は時代に応じて電動化、スマート化を加速させている。今後はインテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)や人工知能(AI)などの新技術との融合が進むにつれ、自動車はより多くの可能性を与えられ、スマートでグリーン(環境配慮型)な移動の未来へ進んでいく」との見方を示した。