【新華社北京8月16日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第5回は「数智技術」。
▽「決定」の原文
国家標準の向上で従来型産業の最適化・高度化をリードし、数智技術やグリーン(環境配慮型)技術を使った企業の従来型産業改造・高度化をサポートする。環境保護や安全などの制度的制約を強化する。(「決定」第3章「経済の質の高い発展推進のための体制・仕組みの整備」より)
▽用語解説
数智技術とはデジタル化とスマート化の有機的な結合を指し、デジタル化をベースに機械学習(マシンラーニング)や人工知能(AI)などのスマート技術を融合的に応用することを意味する。デジタル化とスマート化は新型工業化の鮮明な特徴であり、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)を形成するための重要な手段となる。「AI+工業生産」「AI+生成デザイン」などを通じてスマート工場や未来工場、「灯塔(ライトハウス)工場」の建設を推進し、製造業の「数智化」の実現を促すことは、製造業のモデル転換・高度化の重要な方向性と言える。