13日、殉難者の名簿に手を合わせる清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/王建威)
【新華社ハルビン8月14日】中国黒竜江省ハルビン市を訪問中の中国侵略日本軍731部隊の元少年隊員、清水英男さん(94)一行は13日午後6時ごろ、侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館を見学した。
ハルビン市平房区に本部を置いた731部隊は「悪魔の部隊」と呼ばれ、日本が中国を侵略した期間に細菌戦を実行、細菌武器を開発、生体実験を行った「大本営」だった。後に整備された731部隊遺跡群は、細菌戦に関する史跡としては世界戦争史上、最も規模が大きく完全に保存されている。
陳列館は2015年に完成、外観は黒い箱のようで、日本軍の中国侵略に関する大量の公文書や発掘された遺物、物的証拠を保存、展示する。金成民(きん・せいみん)館長ら中国の専門家が20年余りをかけ、海外まで調査して展示品を収集した。
清水さんは「日本には確かに残虐な加害行為があった。事実は事実だ。歴史を直視し、平和を祈念することが最もくみ取るべき教訓だ」と語った。pagebreak
13日、殉難者の名簿に手を合わせる清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/張濤)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館を見学する清水英男さん一行。(ハルビン=新華社記者/王建威)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館を見学する清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/張濤)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館を見学する清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/張濤)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館を見学する清水英男さん一行。(ハルビン=新華社記者/王建威)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館を見学する清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/張濤)pagebreak
13日、731部隊罪証陳列館の「証言の壁」を通る清水英男さん(左)。(ハルビン=新華社記者/王建威)