【新華社北京8月12日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、8月9~11日のニュースをお届けします。
1.「日本に法執行の権利ない」 台湾漁船拿捕で中国外交部
中国外交部の報道官は9日、台湾地区の漁船「福洋266」と「富申」が相次いで日本の公船に漁業法違反で拿捕(だほ)され、罰金を払って解放されたとの報道に関し、日本には当該水域で中国漁船に対し法執行措置を取る権利はないと表明しました。
2. 五輪を利用した台湾問題の「小細工」に断固反対 中国外交部
中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は9日、パリ五輪で一部観客が掲げた「台湾頑張れ」のポスターなどが係員に没収されたり、競技場から撤去されたりしたことに関し、ごく少数の者が五輪を利用して台湾問題について「小細工」をし、競技を妨害することに断固反対すると表明しました。
3.中国、EUをWTOに提訴 EVへの反補助金関税巡り
中国商務部の報道官は9日、欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に課す暫定的な反補助金関税を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴したと明らかにしました。EV産業発展の権益とグリーン転換のグローバル協力を守るため、WTO紛争解決メカニズムに付託したとしました。
4.チャイナハウスで中仏の美食文化交流会 パリ五輪
パリ五輪で中国選手団が交流の拠点とする施設「チャイナハウス」で7日、中仏美食文化交流会が開かれ、両国の料理人が来場者に料理を披露しました。
5.海峡両岸青少年野球招待大会が開催 中国福建省
中国福建省竜岩市連城県で6日、2024年海峡両岸(中国の大陸と台湾)青少年野球招待大会および第5回海峡両岸青少年野球文化祭の開会式が行われました。会期は8日間で、両岸から招かれた八つの青少年野球チームが参加します。複数の台湾系野球用品企業が集中する同県はここ数年、両岸青少年の野球交流・協力を推進する上で大陸県域の先頭を走っており、これまでに23回の関連イベントを成功裏に開催、両岸青少年のために交流と切磋琢磨(せっさたくま)の場を構築しています。
6.中国湖南省資興、台風後の復旧進む
中国湖南省資興市は台風3号の影響で13の郷と鎮が大雨に見舞われました。現在は各方面による救援活動が行われており、水や電気、道路などインフラの復旧を進めるとともに、被災した農地の修復や晩稲(おくて)の田植え作業を行い、生産・生活秩序を早急に回復させています。
7.スキー場の活用で夏の観光市場を盛り上げる 中国吉林省
中国吉林省吉林市には松花湖や北大湖など良質なスキー場が数多くあり、冬の観光資源には事欠きません。地元ではここ数年、スキー場の景観を改造し、多元的なイベントや特色のあるアクティビティーを導入して、夏場の観光市場の育成に積極的に取り組んでいます。冬に白一色のスキー場は色彩あふれる観光地に変身し、人々に避暑や休暇を楽しむ場所を提供しています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。