山西省忻州古城の温泉。(資料写真、太原=新華社配信)
【新華社太原8月12日】中国山西省の忻州(きんしゅう)古城は後漢時代の築城から1800年余りの歴史を持ち、今も1万6千人余りが生活している。忻州市は30億元(1元=約20円)を投じ、2017年に忻州古城風景区の建設を開始。19年に営業を開始した。良質な地熱資源を持つことから、今では同省の文化観光・療養モデル区となっている。
山西省忻州古城の温泉。(資料写真、太原=新華社配信)
古城内で民宿を経営する張偉(ちょう・い)さんは「11の温泉が人気を集めている。(10月の)国慶節まで予約が入っている」と語った。
同省文化・観光庁は22年、文化観光・療養モデル区の構築を始動。星付きホテルや民泊施設、飲食、文化クリエーティブ、療養などの事業者を集めるとともに、文化観光・療養資源の実情に基づき10カ所の集積地区を打ち出した。
山西省忻州古城の温泉。(資料写真、太原=新華社配信)
今月6日には同省晋城市に省内初の国家級リゾートに指定された晋城太行錫崖溝観光リゾートも正式に開業。南太行山の一等地に位置し、森林被覆率が96%、夏の平均気温が22度であることから「清涼の景勝地」と呼ばれている。
友人らとともに山東省から来た侯愛芝(こう・あいし)さん(80)は、同リゾートで雲海に浮かぶ奇峰、雨上がりの瀑布、太行の崖をくり抜いた「挂壁公路」を楽しんでいる。「一緒に散歩したり、ギョウザを作ったり、とても楽しい」と語った。(記者/王学濤)
山西省晋城市の晋城太行錫崖溝観光リゾートに並ぶ民宿型ホテル。(資料写真、太原=新華社配信)
山西省晋城市の晋城太行錫崖溝観光リゾート。(資料写真、太原=新華社配信)
山西省晋城市の晋城太行錫崖溝観光リゾートにある喫茶店。(資料写真、太原=新華社配信)
2日、山西省晋城市の晋城太行錫崖溝観光リゾートにある滝。(太原=新華社配信/郭鵬)
2日、山西省晋城市の晋城太行錫崖溝観光リゾートで滝を見る観光客。(太原=新華社配信/郭鵬)