【新華社北京8月10日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は9日、パリ五輪で一部観客が掲げた「台湾頑張れ」のポスターなどが係員に没収されたり、競技場から撤去されたりしたことに関し、ごく少数の者が五輪を利用して台湾問題について「小細工」をし、競技を妨害することに断固反対すると表明した。
毛氏は次のように述べた。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部である。「中国台北」の五輪参加に関し、国際オリンピック委員会は「一つの中国」原則に基づき明確な規定を設けており、国際スポーツ界はこれを普遍的に順守している。「五輪憲章」にも、競技会場での政治的宣伝活動や表現に関する明確かつ一貫した規定がある。
五輪の使命は国際平和と団結の促進であり、大会の焦点は選手のパフォーマンスにあるべきだと強調したい。われわれは各方面が「五輪憲章」の規定を順守して、スポーツの純粋性を尊重し、守るよう望んでおり、ごく少数の人が五輪を利用して、台湾問題について「小細工」し、競技を妨害することに断固反対する。