【新華社北京8月10日】中国商務部の報道官は9日、欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に課す暫定的な反補助金関税を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴したと明らかにした。EV産業発展の権益とグリーン転換のグローバル協力を守るため、WTO紛争解決メカニズムに付託したとした。
報道官は次のように述べた。EUの仮決定は事実と法的根拠を欠き、WTOのルールに著しく違反し、気候変動対応のためのグローバルな協力の大局を損なうものだ。中国はEUが間違ったやり方を直ちに改め、中国とEUの経済・貿易協力とEV産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の安定を共に守るよう促す。