【新華社ラサ8月9日】中国西蔵自治区がこのほど発表した「2023年西蔵自治区デジタル経済発展研究報告(白書)」によると、同自治区の23年のデジタル経済の増加値(付加価値額)は前年同期比19・3%増の250億9800万元(1元=約20円)となり、過去最高を更新した。域内総生産(GDP)に占める割合は10・5%に上り、伸び率はGDPの2倍となった。
西蔵はここ数年、インフラとデータ資源体系の構築、デジタル産業の発展などの面で新たな成果を収めている。人口1万人当たりの第5世代移動通信システム(5G)基地局保有数は23年末時点で27・7カ所となり、5Gのサービスエリアは自治区内の全74県(区)とすべての郷・鎮を網羅している。デジタル経済のコア産業の売上高は約78億元に迫り、一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上のデジタル経済企業は48社を数え、ラサハイテク区に進出するデジタル経済関連企業は2803社となった。