情熱は五輪に匹敵、海南省でスポーツブーム

７月２７日、海南省文昌市で開催中の海南郷村バレーボールリーグ。（海口＝新華社配信）

　 【新華社海口８月７日】日々熱戦を繰り広げるパリ五輪のアスリートたちに触発されるように、中国海南省でも一連のスポーツ大会や関連イベントが盛んに行われ、市民全体を巻き込んだフィットネス・運動ブームが起きている。

　 同省文昌市では今、郷村バレーボールリーグが開催中で、各郷鎮の代表２４チームが参加し全７１試合を戦う。五輪の競技規定とは異なり、郷村リーグは９人制を採用している。６人制と比べてチームワークがより求められる一方で、選手の身長が試合に影響することは少ない。大勢の人々が観戦に訪れ、地元市民に愛される大衆スポーツイベントとなっている。

７月２７日、海南省文昌市で開催中の海南郷村バレーボールリーグ。（海口＝新華社配信）

　 同省海口市にある海南省博物館では３日から中国スポーツ文化展が開幕した。会場にはパリ五輪・パラリンピックの公式マスコット「フリージュ」が飾られ、来場者が次々と記念撮影をしていた。

　 ボランティアによる科学的なフィットネス指導や、優秀な市民フィットネスチームによるデモンストレーションなど一連の催しも行われている。市民や観光客はフィットネス指導員の解説を聞きながら自身の身体機能を高めたほか、多彩なスポーツプログラムのパフォーマンスを楽しんだ。（記者／劉博）

３日、海南省海口市の海南省博物館に展示されたパリ五輪・パラリンピックの公式マスコット「フリージュ」。（海口＝新華社記者／劉博）

３日、海南省海口市の海南省博物館で中国スポーツ文化展を見学する来場者。（海口＝新華社記者／劉博）