世界一高いつり橋の「生命線」架設完了 貴州省
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世界一高いつり橋の「生命線」架設完了 貴州省

新華社 | 2024-08-07 15:14:29

雲や霧に包まれた、花江峡谷大橋。(7月29日撮影、貴陽=新華社配信)

  【新華社貴陽8月7日】中国貴州省にある「地球の裂け目」、花江大峡谷で2022年に始まった花江峡谷大橋の工事が順調に進んでいる。完成すればビル300階に相当する世界一の高さを持つ橋となる。メインケーブルの架設がこのほど完了し、来年中ごろの開通に堅固な土台を築いた。今後は鋼トラス桁の組み立てやつり上げ設置、橋面構造の構築などの作業が行われる。

雲や霧に包まれた、花江峡谷大橋。(7月29日撮影、貴陽=新華社配信)

  同省の六安特区と安竜県を結ぶ六安高速道路の重要プロジェクトになる。鋼トラス桁構造のつり橋で、全長2890メートル、主径間1420メートル、水面から橋面までの高度は625メートルに及ぶ。浙江省杭州市と雲南省瑞麗市を結ぶ杭瑞高速道路の北盤江(ほくばんこう)大橋を超え、世界一高い橋となる。

建設中の花江峡谷大橋。(7月30日撮影、貴陽=新華社配信)

  建設チームによると、メインケーブルは力を受ける主要構造部品で、つり橋の「生命線」となる。花江峡谷大橋で左右1本ずつ架設されたメインケーブルは、91本の鋼線からなるストランド217本を束ねて作られ、橋全体に用いられる鋼線の総延長は地球の赤道2周分を超える9万3千キロに及ぶという。(記者/向定傑)

花江峡谷大橋のメインケーブル架設工事完了後に記念撮影する建設チーム。(7月30日撮影、貴陽=新華社配信)

花江峡谷大橋のメインケーブル工事で、最後のストランドを架設する作業員。(7月30日撮影、貴陽=新華社配信)

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