中国、新エネ車消費のブーム続く 民間調査

中国、新エネ車消費のブーム続く 民間調査

新華社 | 2024-08-07 16:39:06

   【新華社重慶8月7日】中国中小商業企業協会とデータサービスを手掛ける立信(重慶)数拠科技傘下の立信数拠研究院が共同で実施する中国消費者消費意欲調査をめぐり、2024年第2四半期(4~6月)調査のデータがこのほど、中国重慶市で発表された。それによると、ハイブリッド車(HEV)と純電気自動車(BEV)を含む新エネルギー車を選ぶ消費者は53・6%と過半数を占め、割合は前期比5・9ポイント上昇し、化石燃料車を選ぶとした消費者の割合(36・2%)を大幅に上回った。

  半年以内に車の購入を計画している消費者は全体の10・8%を占め、うちHEVを選ぶ割合は3・4ポイント増の39・4%、BEVは2・6ポイント増の14・2%、化石燃料車は3・6%減の36・2%となった。「まだ決めていない」と回答した消費者は10・2%で、2・4ポイント減少した。

  同研究院の潘建成(はん・けんせい)院長は、これらのデータは消費者の新エネ車、特にHEVに対する消費意欲が高まる一方で、購入車種の決定をためらう消費者の割合が徐々に減りつつあることを示しており、新車販売に占める新エネ車の割合が一層拡大する可能性があるとの認識を示した。

  車の価格に関する調査では、「10万~20万元(1元=約21円)」の価格帯の車を選ぶ消費者が51・0%と過半数を占め、割合は4・4ポイント増えた。「10万元以下」は0・8ポイント減の20・1%、「20万~30万元」は2・5ポイント減の17・7%、「30万~50万元」は0・2ポイント増の5・7%、「50万~100万元」は0・2ポイント減の0・9%、「100万元以上」は0・2ポイント増の1・5%となった。「まだよく考えていない」と答えた消費者の割合は1・3ポイント減の3・0%だった。

  調査結果によると、消費者の9割近く(88・9%)の車購入予算が30万元以下に集中していることも明らかになった。中でも10万~20万元の中間価格帯の車が消費者の第1選択肢となっている。

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