青島膠東国際空港でカナダ発のアメリカンロブスターを降ろす貨物機。(7月24日撮影、青島=新華社記者/周昊瑾)
【新華社青島8月5日】中国山東省青島市は現在、北東アジアの国際航空運輸ハブとして国際航空貨物の重要な中継地となっている。同市はここ数年、生鮮食品の越境中継輸送に力を入れており、総合的な保障能力の向上に注力し、サービス意識を高め、より多くの世界の生鮮食品を迅速にさばいている。
青島膠東(こうとう)国際空港税関検査科の戦亦飛(せん・えきひ)科長は、税関は傷みやすい生鮮農産物の「グリーン通路(優先レーン)」を設置し、到着次第の検査や「24時間予約検査」などの方式で、生鮮食品の即時検査を実現、生鮮食品の輸出入における効率的で安全な通関ニーズを満たすと述べた。
ロブスターを検査する青島膠東国際空港税関の職員。(7月24日撮影、青島=新華社記者/周昊瑾)
カナダ・トロント発の天然のアメリカンロブスターの貨物8口が青島に到着した。航空機から貨物を降ろし、倉庫に運び、税関の検疫検査を経て通関するまで、わずか1時間余りで、ロブスターは検疫検査後も非常に元気な様子だった。
越境輸送代理業務を手がける青島中遠海運航空貨運代理の于統鋒(う・とうほう)経理は、空港がさまざまな種類の生鮮食品に対し、それぞれに合った中継輸送プランを提供しており、輸送効率が大幅に向上したと紹介。マツタケを昆明から青島経由でソウルに輸送するにはこれまで3~4日かかったが、今では2日で到着し、最短で当日到着さえ可能となり、品質を最大限に保証できると述べた。(記者/周昊瑾)