山西省の原炭生産量、１～６月は５億８８００万トン

山西省にある露天炭鉱。（資料写真、太原＝新華社記者／王飛航）

　 【新華社太原７月３１日】中国の石炭主産地である山西省は夏の電力使用ピークに対応するため、石炭の供給確保に向けた取り組みに全力を挙げている。同省の一定規模（主要業務の年間売上高２千万元、１元＝約２１円）以上工業企業の原炭生産量は６月が前月比８・４％増の１億１４５６万トン、１～６月は５億８８００万トンで全国生産量の２５・９％を占めた。

　 高温が続く中、多くの地域で電力負荷が大幅に増えている。中国では火力発電が依然として発電設備容量全体の４６・０％を占め、夏の電力使用ピークに対応する主力電源であり、発電用石炭の供給を確保することが極めて重要となっている。

　 山西は石炭生産が盛んで、「煤海」と呼ばれる。自然資源部が発表した「中国鉱産資源報告（２０２３）」によると、２２年末時点の全国の石炭資源埋蔵量は２０７０億１２００万トン、うち山西は４８３億トンだった。