23日、稽中遺跡で出土した井戸。(紹興=新華社記者/翁忻暘)
【新華社紹興7月25日】中国浙江省紹興市越城区にある稽中遺跡は、2023年に発見された戦国・両漢(前漢と後漢)時代の高等級建築遺跡で、紹興市文物考古研究所が今年より調査を実施し、これまでに3千平方メートル近くを発掘している。両漢時代の高級官府の建築を発見したほか、「会稽」「山陰」などの文字が墨書された遺物が出土し、両漢時代の郡県制を研究する上で重要な発見となった。同遺跡により紹興古城内に春秋戦国時代の越国の建築遺跡が存在することも分かり、越国の都城を探求する重要な手がかりとなった。発掘作業は現在も進められている。
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23日、稽中遺跡で出土した越国時代の馬の骨。(紹興=新華社記者/翁忻暘)