中国・大連港、メキシコ直航コンテナ航路を開設

中国・大連港、メキシコ直航コンテナ航路を開設

新華社 | 2024-07-22 20:25:45

   【新華社大連7月22日】中国遼寧省の大連港で19日、メキシコへの直航コンテナ航路が正式に開設され、コンテナ船「OOCL CHENNAI」がコンテナターミナルを出港した。航路の所要日数は22日間で、従来の中継ルートより10日以上短縮される。中国東北地区と南米間の便利で安定した海上物流ルートとなる。

   航路は海運大手の中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)が6千~8千TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船8隻を投入して毎週運航。エンセナダやマンサニージョ、ラザロ・カルデナスなどメキシコの主要港を結ぶ。従来の中継ルートに比べ、輸送時間や物流コストも大幅に削減される。

   中国と南米地域の貨物輸送は、ここ数年で経済・貿易交流が緊密さを増したことで増大している。大連市の港湾企業、大連集装箱碼頭(コンテナターミナル)の黎暁光(れい・ぎょうこう)総経理は、同航路で運ぶ貨物は高付加価値加工穀物や化学品、鉱産物など従来からの貿易品に加え、自動車部品や機械設備など高付加価値品も含まれると説明。「南米の新興市場を開拓する東北企業の輸送力需要に効果的に応えられる」と語った。

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