新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/12~14)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/12~14)

新華社 | 2024-07-15 23:07:13

   【新華社北京7月15日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、7月12~14日のニュースをお届けします。

   1.中国外交部、日本の防衛白書に「強烈な不満」

   中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は12日の記者会見で、日本が発表した2024年版防衛白書で中国が軍事活動を活発化させていると警戒感を示し、台湾海峡で緊張が高まる可能性を指摘したことについて、強烈な不満と断固たる反対を表明しました。

   2.米国の西蔵関連法案に断固反対 中国外交部

   中国外交部の報道官は13日、バイデン米大統領が12日にいわゆる「チベット・中国紛争解決促進法案」に署名する一方、法案は西蔵自治区と中国の他のチベット族居住区を中国の一部として認めるという米民主、共和両党の政策を変えるものではないとする声明を発表したとの質問に、中国は断固として反対し、米国に厳正な申し入れをしたと述べました。

   3.中国核破砕中性子源、新装置2台が中性子ビーム放出に成功

   中国広東省東莞市にある中性子実験施設「中国核破砕中性子源(CSNS)」がこのほど、高分解能中性子回折装置と高圧中性子回折装置による中性子ビームの放出に成功しました。新たな中性子分光器の開発と設置が実現したことで、国家重大科学技術インフラの一つであるCSNSの広範な学術分野における研究能力は大きく向上します。

   4.中国北京国際科学技術産業博、300以上の企業・機関が出展

   中国の北京国家会議センターで13日から4日間、第26回中国北京国際科学技術産業博覧会が開かれています。国内外から300以上の企業や機関が出展し、情報技術、スマート製造、医薬健康、グリーン(環境配慮)・双炭(二酸化炭素<CO2>排出量の2030年までの減少転換と60年までの実質ゼロを目指す戦略)、デジタル経済、地域の革新的発展の六つのテーマ別展示エリアで科学技術を紹介しています。

   5.中国の研究チーム、「吸血鬼イカ」に近縁の新種発見

   中国科学院南海海洋研究所などの研究チームはこのほど、南中国海で2016年に発見したコウモリダコに似た種を新種と特定して「擬コウモリダコ」と命名し、学術誌「Acta Zootaxonomica Sinica(動物分類学報)」に研究成果を発表しました。コウモリダコは「吸血鬼イカ」とも呼ばれ、分類学上、コウモリダコ目コウモリダコ科コウモリダコ属に属します。これまではコウモリダコ目で唯一現存する種とされてきました。

   6.トランジットビザ免除で高まる外国人の中国観光熱

   中国を経由して第3国・地域へ向かう外国人に対する最大144時間(6日間)のトランジット(乗り継ぎ)ビザ免除など一連の外国人向け政策により、中国を訪れる外国人が増え続けています。国家移民管理局が5日に発表した今年上半期(1~6月)の外国人入国者数は前年同期2・5倍の1463万5千人で、うちノービザ入国は2・9倍の854万2千人に上りました。

   7.中国のギニアビサウ支援医療チーム、現地住民の健康を守る

   中国の第20次ギニアビサウ支援医療チームは5月に同国の首都ビサウに到着後、中国・ギニアビサウ友好医院などで医療支援を行っています。中国は1976年からギニアビサウに医療チームを派遣しており、これまでに400人近くが現地で医療支援に従事しました。診療した患者は延べ20万人を超え、手術件数は8千件近くに上ります。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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