洛陽市偃師区にある製靴工場で働く従業員。(洛陽=新華社配信)
【新華社洛陽7月9日】中国河南省洛陽市偃師(えんし)区でこのほど、第13回中国布靴の都・偃師2024年秋冬生産販売商談会が開催され、5日間の会期中、全国から400社以上の製靴会社と5千人以上の布靴販売業者や貿易商が集まった。
イエメンのバイヤー、オサマさんは「参加は今回で2回目。毎回新たな収穫がある。偃師の布靴は品質が良く安価で、イエメンの消費者に愛用されている」と語った。
偃師は堅固な産業基盤とクラスターの優位性をよりどころに、全国に影響力を持つ布靴の生産拠点となり、中国皮革協会から「中国布靴の都」の称号を授与された。
洛陽市偃師区にある製靴工場で働く従業員。(洛陽=新華社配信)
製靴産業の急速な成長に対応するため、送電大手、国家電網傘下の国網洛陽市偃師供電は地方電化改善プロジェクトに全力で取り組み、自動化された製靴ラインに電力面のサポートを提供している。
靴メーカーの責任者は整然と並んだスマート化設備の前に立ち、「以前は手作業で靴を作っていたが、現在は自動化生産ラインがあり、生産量が増えただけでなく品質も保障された」と自動化の利点について紹介した。
偃師供電の姚紅亮(よう・こうりょう)総経理は「新たに稼働した110キロボルトの亳都(はくと)変電所は、靴産業パークの電力需要を十分に満たし、パーク内の企業は直販の電力価格を享受できる。靴の生産地が集中する山化鎮には、新たに配電用変圧器を10カ所設置し、10キロボルトの送電線1・6キロと400ボルトの送電線33・16キロを新設、改造して、急増する製靴産業の電力需要をカバーしている」と述べた。