化学素材メーカー・新疆庫尓勒中泰石化のポリエステル短繊維工場の生産ライン。(4月19日撮影、コルラ=新華社記者/関俏俏)
【新華社北京7月8日】中国工業情報化部がこのほど発表した全国の一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約22円)以上の繊維企業の1~5月の工業増加値(付加価値額)は、前年同期比4・8%増加した。売上高は6・4%増の1兆9013億元、利益総額は27・3%増の565億元だった。
生産量は紡績糸が1・3%、アパレルが3・2%それぞれ減少し、生地が2・5%増、化学繊維が2・7%増となった。
市場需要が安定の中で増加し、小売りが増加を維持した。限度額(年商が卸売業で2千万元、小売業で500万元)以上の企業の消費財小売総額は4・0%増の7兆3858億元、うちアパレル・靴・帽子、ニット・織物類の小売販売額は2・0%増、オンラインの衣料品小売売上高は9・0%増となった。
海外市場が安定し、輸出は好転した。繊維・アパレル製品の輸出額は1~5月が1・4%増の1158億ドル(1ドル=約161円)、5月が前年同月比4・7%増の261億ドルだった。