開幕式でテープカットする中米各界の来賓。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
【新華社国連7月2日】米ニューヨークの国連本部で6月21日(米東部時間)、中国江蘇省の文化・観光庁と外事弁公室が共催するアート展「水韻江蘇-世界との対話・素晴らしい生活を共に」が始まった。開幕式では国連のほか、米中広報協会(America China Public Affairs Institute)、太平洋アジア観光協会(PATA)など中米各界の来賓が一堂に会した。
今年は江蘇省とニューヨーク州の友好関係樹立35周年に当たる。双方は友好関係締結以来、経済、貿易、教育、人文(人と文化)、観光などの分野で幅広く深い交流と協力を展開してきた。
開幕式では、省文化・観光庁の党組メンバーで副庁長の李川(り・せん)氏がビデオメッセージで来賓にあいさつと感謝を述べ、「豊かな水資源は江蘇省の文化・観光事業に尽きせぬ活力をもたらしている」と指摘。同省はこれからもインバウンド観光サービスを改善し、外貨両替、消費時の決済、入場予約などで利便性の向上を図るとし、世界中の観光客に江蘇省の無限の魅力を体験してほしいと期待を寄せた。
米中広報協会のフレッド・タン会長と太平洋アジア観光協会ニューヨーク支部のエリザベス・チン専務理事もあいさつし、江蘇省の豊かな水文化を称賛した。タン氏は、近代的な都市と歴史的な遺跡、美しい自然景観がある江蘇省は魅力的な観光目的地だと評した。チン氏は、江蘇省とニューヨーク州には心温まる友好交流があるとし、より多くの米国人に江蘇省を訪れ、蘇州の園林や宜興の紫砂茶壺、南京の明の城壁などの独特な文化遺産に触れてほしいと述べた。
出席した来賓らはいずれも、今回のアート展は見応え十分で、江蘇省を旅したような気分を味わうことができ、同省への理解が深まり、興味が高まったとし、今後江蘇省と交流し、協力する機会が増えることに期待を示した。
アート展は7月5日まで開催される。
開幕式でビデオを通じてあいさつする江蘇省文化・観光庁の李川副庁長。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
開幕式であいさつする米中広報協会のフレッド・タン会長。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
開幕式であいさつする太平洋アジア観光協会ニューヨーク支部のエリザベス・チン専務理事。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
アート展に展示された国内外の写真家の作品。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
中国の民謡「茉莉花」とアルゼンチンタンゴ「ポル・ウナ・カベサ」を演奏したコロンビア大学民族楽団。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)
茶芸の実演を鑑賞する参加者。(6月21日撮影、国連=新華社配信/陸潤卿)