吉林市で「世界鍋包肉大会」 東北風酢豚の腕競う

吉林市で「世界鍋包肉大会」 東北風酢豚の腕競う

新華社 | 2024-07-02 13:59:32

6月29日、竜をかたどった鍋包肉を見せる出場者。(吉林=新華社記者/張楠)

  【新華社吉林7月2日】中国吉林省吉林市で6月29、30両日、東北地方の名物料理「鍋包肉(グオバオロー、東北風酢豚)」の味を競う「世界鍋包肉大会」が開催された。中国各地から300人近くの料理人が出場し、腕を振るった。伝統的な鍋包肉だけでなく、チーズ味や麻辣(マーラー)味、ドリアン味、カレー味なども登場。300人の審査員が評価し、市民や観光客も舌鼓を打った。

   大会開催の発表は大きな反響を呼び、吉林市では鍋包肉の消費ブームが巻き起こった。市商務部門の推計によると、6月27日までの15日間の鍋包肉販売数は1万2298皿で、前の15日間から4706皿、率にして62%増えた。同市は大会期間中、地元の優れた農産加工品のPRも実施。30近くのブースで特産のグルメや商品、オリジナル製品の展示販売を行った。

  吉林市は省名と市の名前が一致する中国唯一の都市。東北地方が冬季の「氷雪ブーム」に沸き立つ中、霧氷やスキーなどの資源を生かし、国内有数の冬の文化観光都市として名声を高めてきた。今年は豊かな自然や歴史、文化などの強みを生かし、文化観光の新業態のさらなる活性化を推進。世界鍋包肉大会は最新の取り組みの一つとなっている。(記者/段続、馬暁成、顔麟蘊)pagebreak

6月29日、完成して器に盛られた鍋包肉。(吉林=新華社記者/張楠)pagebreak

6月29日、鍋包肉づくりに励む料理人。(吉林=新華社記者/張楠)pagebreak

6月29日、審査員(右)に鍋包肉を配るスタッフ。(吉林=新華社記者/張楠)pagebreak

6月29日、鍋包肉を味わう審査員。(吉林=新華社記者/張楠)

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