【新華社北京6月28日】中国商務部の何亜東(か・あとう)報道官は27日の定例記者会見で、欧州連合(EU)が外国補助金規制(FSR)に基づき中国企業を調査していることについて、中国企業の対EU輸出・投資事業に深刻なマイナス影響を及ぼしていると懸念を示した。
何報道官はEUの措置について、強い不満と断固たる反対を繰り返し表明してきたと強調。商務部はすでに、中国機電産品輸出入商会が業界を代表して提出した貿易障壁調査の申請資料を受け取り、法に従い審査を進めているとし、関連状況については速やかに公表していくとした。
中国機電産品輸出入商会によると、EUは今年2月から、FSRに基づく中国企業の調査を実施しており、鉄道機関車、太陽光発電、風力発電、保安検査などの関連製品が対象となっている。