北京の女性、遊牧文化に魅了され新疆で「遊牧生活」

北京の女性、遊牧文化に魅了され新疆で「遊牧生活」

新華社 | 2024-06-22 10:04:47

   17日、新疆博物館にある文化クリエーティブ製品の展示販売エリアを見学する周方怡さん(右)とジャーイーラーさん。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

   【新華社ウルムチ6月22日】中国北京市出身の周方怡(しゅう・ほうい)さん(23)は、新疆ウイグル自治区で暮らすカザフ族に代表される遊牧文化に興味を持ち、現在は同自治区に滞在している。大学時代からさまざまな国と地域の牧畜民の衣装を収集している周さんは、配色や形、製造技術などに注目しそれらの情報をインターネットで公開、多くのフォロワーを集めた。

   同自治区イリ・カザフ自治州特克斯(テケス)県出身の女性、ジャーイーラー・イエスダーウーリエティーさんは、交流サイト(SNS)を通じて周さんと知り合った。ジャーイーラーさんは視覚伝達・芸術デザインを専攻、周さんはロンドン大学バートレット校の建造環境学部を卒業し、二人はデザインに対して同じような感性を共有している。二人は今年、遊牧民衣装の融合、イノベーション、展示をメインとするスタジオを設立した。

   周さんは「私たちは放牧地での自由な生活を気に入っている。新たな芸術表現によって遊牧文化を伝え、より多くの人に理解してもらいたい」と話した。

   周さんとジャーイーラーさんは、自治区内の山や川、牧場、文化的な場所を巡り、創作のインスピレーションを求めながら自分たちの作品を紹介している。二人にとってこのような旅のスタイルは遊牧のようなもので、さまざまな場所や人と触れ合い遊牧文化への理解を深めることで、優れた伝統文化をより広い舞台へと導いている。

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   17日、新疆博物館にある文化クリエーティブ製品の展示販売エリアを見て回る周方怡さん(右)とジャーイーラーさん。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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   16日、ウルムチ市の東郊で、ベルトにデザインを施すジャーイーラーさん(左)。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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   15日、ウルムチ市水磨溝区の「夏牧場・遊牧文化観光フェスティバル」で、弦楽器のドンブラを演奏する周方怡さん(前)。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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   16日、ウルムチ市の東郊で新たにデザインした服に模様を施す周方怡さん(前)とジャーイーラーさん。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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   15日、ウルムチ市水磨溝区の「夏牧場・遊牧文化観光フェスティバル」に参加する周方怡さん(右)とジャーイーラーさん。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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   16日、ウルムチ市の東郊で周方怡さんとジャーイーラーさんが準備した展示施設を見学する文化観光イベントに参加した観光客。(ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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