中国が独自開発した海底ケーブル埋設ロボット。(5月下旬、広州=新華社配信)
【新華社広州6月13日】中国広東省湛江市の徐聞海域でこのほど、新たに開発された海底ケーブル埋設ロボットが運用された。ロボットは深海に潜って作業し、洋上風力発電の建設に関わるケーブル埋設工事の初仕事を成功させた。
中国が独自開発した海底ケーブル埋設ロボット。(5月下旬、広州=新華社配信)
深海という特殊な環境下では、人間が直接潜って作業することが難しく、作業遂行にはロボットの活用が極めて重要となる。「金牛座」と名付けられたこのロボットは、海底の移動に自走式クローラーを採用。最大出力は1600馬力を超え、設計上の最大稼働水深は500メートル、ケーブル埋設の最高速度は時速700メートルとされる。
中国が独自開発した海底ケーブル埋設ロボット。(5月下旬、広州=新華社配信)
開発した深海智人(広州)技術の創業者で董事長の馬亦鳴(ば・えきめい)氏は同ロボットについて、「深海作業設備の総合設計技術、材料・防食技術、深海耐圧・シーリング技術など、多くのコア技術が集約されている」と語った。(記者/周穎、馬暁澄)
中国が独自開発した海底ケーブル埋設ロボット。(5月下旬、広州=新華社配信)