【新華社北京5月31日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、5月30日のニュースをお届けします。
1.米国の覇権主義が人道危機生み出す 中国「米国人権侵害報告」
中国国務院新聞(報道)弁公室は29日、「2023年米国人権侵害報告」を発表しました。米国は長期にわたり覇権主義、一国主義、強権政治を行ってきたとし、次のように指摘しました。
米国が海外で発動した戦争が、永続的な人道的災害を生み出しています。米国は「外国の代理人」計画を通じて他国の主権と人権を侵害し、クラスター爆弾などの兵器を他国に供与し続け、地域の緊張と武力衝突を激化させ、多数の民間人死傷者と深刻な人道危機を引き起こしています。悪名高いグアンタナモ収容所が今も運営されています。米国は長期にわたって一方的制裁をみだりに科しており、制裁数は1950年以降、世界で最も多く、深刻な人道的結果をもたらしています。
2.中国、海上発射ロケット「穀神星1号遥2」で衛星4機打ち上げ
中国は29日午後4時12分(日本時間同5時12分)、IoT(モノのインターネット)衛星ネットワーク「天啓星座」の衛星4機(25~28号機)を搭載した海上発射型運搬ロケット「穀神星1号遥2」を山東省付近海域から打ち上げました。衛星はいずれも予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。「穀神星1号」運搬ロケットの打ち上げは、今回で12回目となりました。
3.中国・重慶東駅の鉄骨屋根が完成
中国重慶市で建設が進む西部地域最大規模の高速鉄道ハブ駅、重慶東駅は28日、鉄骨構造の屋根が完成しました。工事は内装施工の段階に入りました。完成後は多くの路線が乗り入れ、高速鉄道を中心に軌道交通やバス、商業・オフィス施設などを一体化した交通ターミナルを形成します。
4.三河農場で小麦の収穫始まる 中国江蘇省
中国江蘇省淮安市盱眙(くい)県にある江蘇省農墾集団傘下の三河農場で28日、小麦の収穫が始まりました。洪沢湖畔に広がる小麦畑の面積は3万8200ムー(約25平方キロ)です。コンバイン50台余りが四つの生産作業区に入り、集草機、ロールベーラー、フォークリフトと共に作業を一気に進めました。
5.雲南省産生花の世界進出進む、花卉市場は人気観光地に
中国雲南省昆明市の斗南花卉取引市場は、アジア最大の切り花取引マーケットで、毎日切り花1600種以上、4千万本が取引され、中国における切り花取引の「風向計」や「バロメーター」、世界中の生花業者の主要調達拠点となっているだけでなく、同市の人気観光スポットにもなっています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。