習近平主席、赤道ギニア大統領と会談

   【新華社北京５月２８日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２８日午後、国賓として訪中した赤道ギニアのヌゲマ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両首脳は両国の関係を「全面的戦略協力パートナーシップ」に引き上げると宣言した。

   習主席は次のように指摘した。中国と赤道ギニアは肝胆相照らす良き友人、良きパートナーで、高いレベルの政治的相互信頼が両国関係の最も鮮明な特徴となっている。国交樹立から半世紀余り、双方は常に見守り助け合い、力を合わせて困難を克服し、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で断固として支持し合い、中国とアフリカ諸国の心からの友好、手を携えた発展を生き生きと描写した。新たな情勢の下で中国と赤道ギニアが関係を強固にし、発展させることは、両国と両国人民の根本的利益と共通の期待に合致する。中国は、赤道ギニアが主権と独立を守り、外部の干渉に反対し、発展の道を自ら模索することを断固支持する。全面的戦略協力パートナーシップへの引き上げを契機に、各分野、各レベルの友好往来を一層緊密にし、改革発展、貧困脱却などの分野で経験交流を深く実施し、両国の伝統的友好に恒久的な原動力を注入していきたい。

   ヌゲマ大統領は次のように表明した。中国は偉大な東方の国で、赤道ギニアの良き兄弟、信頼できる戦略的パートナーである。国交樹立から５４年、２国間関係は常に友好的発展を維持し、現在は歴史上で最も良い時期にある。中国と赤道ギニアの協力は常に平等と相互尊重に基づき、無理に何かを押し付けたことは一度もない。赤道ギニアは中国に門戸を開いていきたい。中国企業が赤道ギニアで投資、協力し、赤道ギニアの経済の多元化と工業化、国の恒久的かつ健全な発展を後押しすることを歓迎する。赤道ギニアは「一つの中国」原則を揺るぎなく堅持しており、世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法政府だと考えている。いかなる形の「台湾独立」にも反対し、国家の完全統一を実現させるための中国政府の努力を揺るぎなく支持する。