【新華社上海5月22日】中国の上海市商務委員会はこのほど、同市では今年1~4月に、さまざまなブランドの1号店計498店がオープンし、規模・質共に過去最高を記録したと明らかにした。1日平均4店舗が新たに誕生したことになり、同市は国内外の新ブランドが初進出、初公開、初出店する場であり続けている。
国際ブランドによる初出店や新製品発表、ショーや展示会の初開催をより多く誘致するため、同市はこのほど、「首発経済(デビューエコノミー)の質の高い発展をさらに推進するための若干の措置」を打ち出した。毎年3~5月には新製品発表シーズンイベント「首発上海・First in Shanghai」を開き、世界に発信する。
この施策はトップブランドの新規出店を支援するだけでなく、品質や商業的価値の高い内外ブランドがより多く上海でデビューし、ショーや展示会を開くことを奨励する。イベント主催者には会場費や展示施設建設、宣伝・プロモーションなどの実質的な投資額の3割、最高100万元(1元=22円)の補助金が供与される。
また同市は、新製品の輸入通関の利便性を図り、保税商品の展示取引業態を発展・拡大させていくことも明らかにした。