岑鞏県の思州石硯無形文化遺産伝承拠点で、石硯の品質を検査する無形文化遺産伝承者の周永平(しゅう・えいへい)さん。(岑鞏=新華社記者/楊文斌)
【新華社岑鞏5月10日】中国貴州省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州岑鞏(しんきょう)県はかつて思州と呼ばれ、特産品の思州石硯は長い歴史を有している。思州石硯の制作には、採石や原石選び、素地作りなど20近い複雑な工程を経る必要がある。職人は石材の大きさや模様、形などに応じて、それぞれ異なる図柄を彫り上げる。「思州石硯制作技芸」は2021年、国家級無形文化遺産リストに登録された。
同県ではここ数年、無形文化遺産プロジェクトへの助成を強化している。思州石硯無形文化遺産伝承保護モデル拠点を設置するとともに、思州石硯の伝統的な彫刻工芸の中に現代芸術の表現形式を取り入れている。市場との連動を積極的に試み、質が高く手ごろで持ち運びがしやすい観光客向けの商品を開発することで、思州石硯の制作技術の継承と保護に新たな活力を注いでいる。
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4月30日、積み重なった石材から思州石硯の彫刻に用いる石材を選ぶ、無形文化遺産伝承者の周永平(しゅう・えいへい)さん。(岑鞏=新華社記者/楊文斌)
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4月30日、岑鞏県の思州石硯無形文化遺産伝承拠点で、石硯を彫刻する職人。(岑鞏=新華社記者/楊文斌)
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4月30日、岑鞏県の思州石硯無形文化遺産伝承拠点で、石硯を彫刻する職人の手元。(岑鞏=新華社記者/楊文斌)
4月30日、岑鞏県の思州石硯無形文化遺産伝承拠点で、石硯を彫刻する職人。(岑鞏=新華社記者/楊文斌)