【新華社北京5月6日】中国税関総署の最新データによると、中国とフランスの貿易額は2023年までの5年間の年平均伸び率が5・9%となった。今年第1四半期(1~3月)は1272億2千万元(1元=約21円)だった。
フランスは中国にとって欧州連合(EU)最大の農産物輸入元で、23年の輸入額は19年比50・5%増の469億5千万元。今年第1四半期は100億元近くとなった。乳製品や豚肉、赤ワインなど、ますます多くの農産物が1万キロ離れたフランスの農場から中国人の食卓に届けられている。
フランスからの消費財輸入は過去5年で年平均12・3%増加。うち、化粧品やバッグ、宝飾品、衣料品、時計などの伸びが2桁に達した。中国製品もフランスでの人気をますます高め、5年間の中国の対仏消費財輸出は年平均3・9%増加した。今年第1四半期の対仏輸出のうち、家電は30・6%、携帯電話は27・0%、家具は24・3%、玩具は28・0%それぞれ増えた。
ハイテク製品でフランスは中国の航空機・同部品の主要な輸入元で、5年間の同類製品の輸入量の約3割を占めた。両国間の科学技術イノベーション協力も拡大を続け、5年間の中国の対仏輸入は材料技術製品が38・8%、バイオテクノロジー製品が13・9%、集積回路が14・0%増加。今年第1四半期の伸び率も2桁に達した。