新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(4/30~5/5)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(4/30~5/5)

新華社 | 2024-05-06 19:13:29

   【新華社北京5月6日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月30日~5月5日のニュースをお届けします。

   1.中国の宅配便、今年の取扱量500億件超す 23年より32日早く

   中国国家郵政局が4月30日に発表したモニタリングデータは、今年の宅配便取扱量が4月29日時点で500億件を超えました。23年より32日早い達成となり、中国経済が引き続き成長を遂げ、回復・上向き基調にあることを示しました。

   宅配業は農産物を農村部から都市部に運ぶ重要なルートとして、農産物の流通コストの引き下げ、流通効率の引き上げなどでますます重要な役割を果たしています。

   2.北京国際モーターショー、一般公開始まる

   世界最大級の自動車展示会「北京国際モーターショー」が4月29日、中国北京市で一般公開を始めました。世界初公開車117台、新エネルギー車(NEV)278車種のほか、世界13カ国・地域の部品メーカーやテクノロジー企業約500社の革新的な成果を展示、多くの自動車ファンを引き付けました。インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)は機械や電子、コンピューティング、センサー、エネルギー貯蔵など多岐にわたる技術を集結させた「大型端末」で、自動車産業の転換・アップグレードの主流となっています。

   3.中国の交通固定資産投資、1~3月は7125億元

   中国の2024年第1四半期(1~3月)の交通固定資産投資は7125億元(1元=約22円)で、投資規模が依然高位で推移し、中国経済の回復・上向きを力強く保障しています。交通運輸部総合計画司の侯振興(こう・しんこう)副司長が29日の同部定例記者会見で発表しました。

   4.中国、月探査機「嫦娥6号」の打ち上げに成功

   中国は3日午後5時27分(日本時間同6時27分)、月探査機「嫦娥6号」を搭載した運搬ロケット「長征5号遥8」を海南省の文昌宇宙発射場から打ち上げました。嫦娥6号は月遷移軌道に投入され、打ち上げは無事成功、世界で初めてとなる月の裏側から試料を採取し持ち帰る旅が始まりました。月の裏側の南極付近にあるクレーター、エイトケン盆地に着陸し、試料を採取する予定となっています。

   5.中国とハンガリー、「一帯一路」の実務協力巡る年次会議で多くの成果

   「一帯一路」共同建設における中国とハンガリーの実務協力をテーマとする年次会議が2日、ハンガリーの首都ブダペストで開催されました。両国の政府関係者や商工団体、企業界の代表者、主要メディアやシンクタンクの責任者ら約200人が、「中国・中東欧協力の方向性を導き、発展のチャンスを共有」をテーマに深く意見交換を行い、多くの実務協力の成果を上げ、「一帯一路」共同建設における協力に新たな活力を注ぎました。

   6.中国外交部、米国務長官の「WHO総会への台湾参加奨励」に断固反対

   中国外交部の報道官は2日、ブリンケン米国務長官が1日に中国台湾地区の世界保健機関(WHO)総会へのオブザーバー参加をWHOに強く奨励する声明を発表したとの質問に対し「声明は『一つの中国』原則と中米間の三つの共同コミュニケに著しく違反しており、中国は強い不満と断固とした反対を表明する」とし、次のように述べました。

   世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部です。台湾地区の国際機関への参加はWHOでの活動も含め、中国の立場は一貫し、明確であり、「一つの中国」原則に基づき処理されなければなりません。これは国連総会第2758号決議とWHO総会25・1号決議で確認された根本原則でもあります。民進党当局が「台湾独立」の分裂的立場に固執したことが、台湾地区がWHO総会に参加する政治的基盤の喪失を招きました。米国の関連声明は人々を惑わし、実質的に「台湾独立」分離活動を容認し、支持しています。

   7.上海、国際線乗り継ぎ客向けの半日観光ツアーを開始

   中国上海市でこのほど、同市で国際線を乗り継ぐ旅客を対象にした無料の観光ツアー「上海国際乗り継ぎ旅客半日ツアー」がスタートし、多くの旅客が上海と中国への理解を深めています。

   ツアーはオンライン旅行会社(OTA)大手の携程集団(トリップドットコムグループ)が実施します。毎日午前9時、午後2時、午後6時に上海浦東国際空港第2ターミナルビルを出発します。所要時間は約5時間で1回の定員は10人。午前のコースは外灘や豫園などを見学し、夜のコースには黄浦江遊覧も含まれます。携程集団はほかにも、無料送迎や外国語ガイド、外貨両替、無料インターネットなどのサービスを提供しています。

   8.中国3隻目の空母「福建」、初の試験航行

   中国3隻目の空母「福建」が1日午前8時(日本時間同9時)ごろ、上海江南造船所のふ頭を出発し初の試験航行を開始しました。

   空母建造プロジェクトの進捗状況に基づき、試験では主に動力や電力などのシステムの信頼性と安定性を検証します。2022年6月の進水以来、「福建」の建造は計画通り進み、係留試験と装置設備の調整テストを順調に終え、航行試験に向けた技術的条件が整っていました。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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