【新華社北京4月28日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月26~27日のニュースをお届けします。
1.「嫦娥6号」が発射エリアへ 5月打ち上げ予定
中国国家航天局は27日、月探査機「嫦娥6号」を搭載した運搬ロケット「長征5号遥8」が海南省にある文昌宇宙発射場の技術エリアから発射エリアに移されたと明らかにしました。5月初旬の打ち上げを予定しています。
嫦娥6号は1月、長征5号遥8は3月に発射場に到着した後、組み立てやテストなどの準備作業を完了していました。今後は計画に基づき、各機能の確認や合同試験、推進剤注入などを実施します。
2.中関村フォーラムでイノベーション展示会 最新の成果紹介
中国北京市海淀区の中関村国際イノベーションセンターで25日、2024中関村フォーラム年次総会がスタートしました。各種フォーラムや技術取引、成果発表会などのイベントが29日まで開かれます。
3.成都世界園芸博覧会が開幕
中国四川省成都市で26日、2024成都世界園芸博覧会が開幕しました。会場には英国、フランス、日本、イタリア、中東、東南アジアなどの主要な様式を網羅した庭園113カ所が設けられています。会期は10月28日まで。
4.北京国際モーターショー開幕
自動車展示会「北京国際モーターショー」が25日、中国北京市で開幕しました。5月4日まで中国国際展覧センターの順義館と朝陽館で開催されます。
5.アジア冬季競技大会のライセンス商品が人気 黒竜江省ハルビン市
中国黒竜江省ハルビン市では来年2月7日から第9回アジア冬季競技大会が開かれます。中国が同大会を主催するのは3回目。ハルビンは第3回大会(1996年)の開催地でもあります。最近は大会ライセンス商品が好調な売れ行きを示すなど、市民の機運が高まりつつあります。
6.中国で新たな生活 海外から帰郷のパンダ
米ワシントンのスミソニアン国立動物園で2020年に生まれた雄のジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」は23年11月、中国に返還され、現在は四川省にある中国ジャイアントパンダ保護研究センターの臥竜神樹坪基地で暮らしています。
中国では23年以降、海外で規定の年齢に達したパンダが次々と帰郷しています。中国ジャイアントパンダ保護研究センターには小奇跡のほか、昨年2月に上野動物園から返還された「香香(シャンシャン)」、同年8月にクアラルンプール近郊にあるマレーシア国立動物園から戻った「昇誼(シェンイー)」など11頭が暮らし、7月にフランスのボーバル動物園から帰郷した「円夢(ユエンモン)」や12月にドイツのベルリン動物園から返還された双子の「夢想(モンシアン)」と「夢円(モンユエン)」などは成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で生活しています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。