北京市の陸生野生動物が612種に 保護強化が奏功

北京市の陸生野生動物が612種に 保護強化が奏功

新華社 | 2024-04-16 11:11:30

北京市で新たに確認されたズアカエナガ。愛鳥家が撮影した。(資料写真、北京=新華社配信)

   【新華社北京4月16日】中国北京市園林緑化局は13日に42回目の愛鳥週間イベントを開始し、多くの市民に鳥類の保護を呼び掛けた。同日発表された「北京市陸生野生動物リスト(2024)」によると、市内に分布する陸生野生動物は608種から612種に増え、うち519種が鳥類だった。21年以降に16種の増加が確認された。

   同市は渡り鳥の移動ルート「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ」に位置しており、毎年多くの鳥が通過。今春もコウノトリやコウライアイサ、オジロワシなど絶滅危惧種の鳥類が頻繁に出現している。   

 北京市で新たに確認されたクロカッコウハヤブサ。愛鳥家が撮影した。(資料写真、北京=新華社配信)

   北京市はここ数年、森林公園や湿地公園、地質公園、風景名勝区などの建設と保護を強化。市内に生息する国家・地方重点保護野生動植物の9割以上と生息地を効果的に保全し、約6万ヘクタールの湿地で多くの植物や野生動物が生育している。

   23年、生物多様性保全居住区125カ所と緑地郊外公園20カ所の建設を通じて生態系の自然回復を促したほか、野生動物の救護システムを継続的に改善し、市内に野生動物臨時収容救護ステーション15カ所を設置。動物の救助や保護に全力で取り組んでいる。(記者/魏梦佳、趙旭)   

 北京市で新たに確認されたシキチョウ。愛鳥家が撮影した。(資料写真、北京=新華社配信)

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