人工繁殖のフクジュソウ、市内の公園で開花 吉林省長春市

人工繁殖のフクジュソウ、市内の公園で開花 吉林省長春市

新華社 | 2024-04-12 14:44:09

   長春市百花園で人工繁殖のフクジュソウを撮影する観光客。(3月29日撮影、長春=新華社記者/王帆)

   【新華社長春4月12日】中国吉林省長春市では春を迎え、「樹海のセツレンカ」と呼ばれるフクジュソウが静かに咲いている。かつて人々は、フクジュソウの姿を見ようと思うと、しばしば雪道を踏みしめ、山奥の林を探し歩かなければならなかった。現在、同市園林規画研究院が野生種のフクジュソウを人工繁殖し、市内の公園に移植したところ、多くの市民が訪れるようになった。

   3月末の同市百花園では小さなフクジュソウが太陽に向かって咲き誇っていた。静かな公園の一角は、フクジュソウを撮影しようと訪れた写真愛好家で大変にぎわい、多くの人が初めてフクジュソウを見たと話した。

   同研究院の王作超(おう・さくちょう)院長は、より多くの市民が自宅近くでフクジュソウを見られるよう、研究院は2018年初めから生育環境、人工繁殖に関する研究を行ってきたと紹介。環境への適応と株分けの技術を確立し、研究施設、公園緑地における試験植栽を順次行い、植栽されたフクジュソウは株が強く、花が密集しており、市民から好評を得ていると述べた。

   王院長は、同研究院が今年、フクジュソウの栽培と利用モデルに関する試験を継続し、種苗栽培をさらに拡大して、大規模に普及するため技術と種苗備蓄を提供すると表明した。(記者/趙丹丹、王帆)

   地面の氷を破って顔をのぞかせるフクジュソウ。(3月26日撮影、長春=新華社配信)

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