【新華社北京4月11日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月10日のニュースをお届けします。
1.日本は侵略の歴史を直視し反省を 「大東亜戦争」表現で中国外交部
中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は9日、日本の自衛隊の部隊がSNS(交流サイト)で「大東亜戦争」の表現を使ったことに関して記者の質問に答え、日本側に侵略の歴史をしっかりと直視し反省するよう求めました。
記者:日本の朝日新聞の報道によると、自衛隊のある部隊がX(旧ツイッター)の公式アカウントで「大東亜戦争」という表現を使って投稿しました。日本政府はこの表現を第2次世界大戦期に使い、現在はこれを「太平洋戦争」と呼んでいます。この行為は日本のネットユーザーの警戒を呼び、「日本帝国陸軍の復活」と評する人もいます。これをどう考えますか。
報道官:周知の通り、日本軍国主義はかつて侵略戦争を発動し、人道に対する重大な罪を犯し、地域と世界に深刻な災厄をもたらしました。ご指摘の誤った言論は、日本国民の警戒を招いただけでなく、中国を含むアジアの被害国の人々の感情を深く傷つけ、歴史の流れを逆らうたくらみが日本国内に存在することを改めて浮き彫りにしました。中国は日本に対し、侵略の歴史をしっかりと直視して反省し、実際の行動によって軍国主義と決別し、アジアの隣国と国際社会の信用をさらに失わないよう促します。
2.北米各地で皆既日食
北米各地で8日、月が太陽を完全に隠す皆既日食が観測されました。今年世界で見られる唯一の皆既日食でした。
3.香港特区油麻地エリアでビル火災 5人死亡
中国香港特別行政区警察によると油麻地エリアの華豊ビルで10日午前7時53分(日本時間同8時53分)に火災が起き、5人が死亡、多数が負傷しました。
4.大気質が継続的に改善 上海市
中国上海市の大気質はここ数年、継続的に改善しています。2023年大気質指数(AQI)は5レベルで「1級」の「優」と「2級」の「良」が合わせて87・7%を占め、前年より0・6ポイント上昇しました。
5.ドキュメンタリー映画「再会長江」、日本で完成披露試写会
在日本中国大使館で7日、竹内亮監督のドキュメンタリー映画「劇場版 再会長江」の完成披露試写会が開催されました。
6.中国内モンゴル自治区、65万平方キロの草原が休牧期入り
中国内モンゴル自治区林業・草原局は、自治区全域の草原で今年、春季休牧を実施すると発表しました。休牧面積は9億7千万ムー(約65万平方キロ)にわたり、うち3億8千万ムーは5年間の養生期間に入り、5億9千万ムーは45日間以上の春季休牧を実施します。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。