寨溝遺跡を訪ねて 中国陝西省

寨溝遺跡を訪ねて 中国陝西省

新華社 | 2024-04-10 14:06:05

寨溝遺跡・後劉家塔墓地出土の金のイヤリング。(資料写真、楡林=新華社配信)

  【新華社楡林4月10日】中国陝西省楡林(ゆりん)市清澗(せいかん)県の寨溝遺跡は、商(殷)代の大型集落跡で、遺構が密集するエリアの広さは約300万平方メートル。3月に発表された2023年度の全国十大考古新発見に選ばれた。

   11の丘陵から大型の版築(はんちく、土を幾層にも突き固める工法)建築基礎、大型墓、小型墓地、鋳銅遺構、一般住居跡など、多様な機能を持ち、密集して分布する多くの遺構を発見した。

  遺跡は商代方国(地方政権)考古学の重要発見で、商王朝と方国との関係、多元一体の中華文明の形成、中華文明と域外文明とのつながりを研究する上で重要な資料となった。pagebreak

寨溝遺跡の寨塬蓋(さいげんがい)中核エリア。(資料写真、楡林=新華社配信)pagebreak

寨溝遺跡の寨塬蓋(さいげんがい)中核エリア。(資料写真、楡林=新華社配信)pagebreak

寨溝遺跡・後劉家塔墓地出土の銅製飾り。(資料写真、楡林=新華社配信)pagebreak

寨溝遺跡・後劉家塔墓地出土のトルコ石を象眼した銅製飾り。(資料写真、楡林=新華社配信)pagebreak

寨溝遺跡の瓦窯溝墓地を発掘する考古学スタッフ。(資料写真、楡林=新華社配信)

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