中国の「低空経済」規模、26年は1兆元を超える見通し

中国の「低空経済」規模、26年は1兆元を超える見通し

新華社 | 2024-04-09 15:33:32

広州億航智能技術が開発した自動操縦型有人eVTOL「EH216-S」。(資料写真、広州=新華社配信)

  【新華社北京4月9日】中国工業情報化部傘下の賽迪研究院はこのほど、「中国低空経済発展研究報告(2024)」を発表した。2023年の「低空経済」(低高度飛行活動などによってもたらされる総合的な経済)の規模は前年比33・8%増の5059億5千万元(1元=約21円)に上った。低空飛行活動が日増しに活発化するのに伴い、インフラ投資のけん引効果は次第に顕在化し、楽観的見通しでは26年に1兆元を超えるという。

  中でも、空飛ぶクルマと呼ばれる「電動垂直離着陸機(eVTOL)」産業の規模は、23年に77・3%増の9兆8千億元だったが、26年には95億元に拡大する見込みとした。

  ドローン(無人機)分野では、民間のドローン産業規模は23年が32・0%増の1174億3千万元となった。産業用ドローンは緊急時やエネルギー巡回検査、農林業・植物保護などでの活用が拡大し、規模が766億8千万元に達した。

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