【新華社北京4月8日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月7日のニュースをお届けします。
1.中国清明節、国内旅行者1億1900万人 19年比1割超増
中国文化・観光部は6日、今年の「清明節」連休期間(4~6日)の国内旅行者数が2019年同期比で11・5%増の1億1900万人、旅行消費額は12・7%増の539億5千万元(1元=約21円)だったと発表しました。
2.中国のEV産業、「生産能力過剰」ではなく高効率 米メディア
米ブルームバーグ通信はこのほど、中国の電気自動車(EV)メーカーが先進国の同業他社と比べてより高効率で、いわゆる「生産能力過剰」の問題はないと報道しました。
欧米などの先進国は一時期から、他国の産業発展に影響を及ぼすとして、中国の「生産能力過剰」を非難しているが、同通信は、電気自動車分野で上位にある中国の自動車輸出業者の大多数は生産能力利用率が国際的に認められた正常な水準にあり、欧米が直面している問題は中国の「生産能力過剰」ではなく、自国企業の効率が中国企業に及ばないことだと分析しました。
3.中国の科学者、2次元遷移金属テルル化物の効率的な創製実現
中国の科学者はこのほど、2次元遷移金属テルル化物材料の研究室での効率的な創製に成功し、研究成果を国際学術誌ネイチャー(電子版)に発表しました。2次元遷移金属テルル化物材料は新しい2次元材料で、量子通信や触媒作用、エネルギー貯蔵、光学などの分野で幅広い応用が見込まれます。
4.AIで故人を「復活」 中国のネットで議論
中国の伝統的な祝日「清明節」(今年は4月4日)を前に、中国のネットユーザーの間で故人を人工知能(AI)技術でよみがえらせる「AI復活」に注目が集まっています。AIを利用すれば、少しの音声と画像を提供するだけで亡くなった家族と再会し、会話を楽しむことができます。「AI復活」を提供するサービスは電子商取引(EC)プラットフォームでも数多く見られます。価格はわずか10元(1元=約21円)から1万元までさまざまで、産業チェーンを形成しつつあります。
5.中国の飛行船AS700「祥雲」、初のフェリーフライト
中国航空機大手の中国航空工業集団(AVIC)は、同社が独自に開発した飛行船AS700「祥雲」がこのほど、初のフェリーフライト(回航便)としての湖北省の荊門、荊州両市を往復したと発表しました。荊門漳河空港を離陸し、1時間46分後に荊州沙市空港に着陸しました。再び荊門漳河空港に戻りました。
6.中国宅配大手の順豊控股、23年は33・4%増益
中国の宅配大手、順豊控股(SFホールディング)がこのほど発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比3・4%減の2584億元(1元=約21円)、純利益が33・4%増の82億3千万元でした。非経常項目を除く純利益は33・7%増の71億3千万元、1株当たり利益は33・9%増の1・70元となりました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。