中国とホンジュラス、国交樹立1周年 経済貿易協力が活発化

中国とホンジュラス、国交樹立1周年 経済貿易協力が活発化

新華社 | 2024-04-01 08:45:26

   【新華社テグシガルパ4月1日】中国とホンジュラスは3月26日、国交樹立1周年を迎えた。両国の経済・貿易協力はこの1年、急速に成長し、人的・文化交流が日増しに緊密となり、2国間関係の発展は大きな活力と明るい見通しを示している。

   両国は平等互恵の原則の下、経済・貿易での協力分野を模索し続け、経済・貿易関係の急成長を推進してきた。2023年の貿易額は前年比21・1%増の19億1千万ドル(1ドル=約151円)だった。

上海市で開かれた第6回中国国際輸入博覧会に設けられたホンジュラスのパビリオン。(2023年11月6日撮影、上海=新華社記者/方喆)

   ホンジュラスは23年11月、上海で開催された第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)で主賓国を務めた。同国からは、複数産業の企業数十社が参加し、特色のある製品は来場者に認知され、好評だった。同国の統計によると、第6回輸入博で葉巻、コーヒー、砂糖などの商品の契約を結び、契約額は9500万ドルだった。中でも、コーヒーの輸出量は5千トン、販売額は1500万ドルになる見通しという。

   両国は23年7月、自由貿易協定(FTA)交渉を開始し、今年2月にFTAのアーリーハーベスト(早期収穫)に関する取り決めに調印した。今月には北京でFTAの第4回交渉が行われ、モノの貿易やサービス貿易、投資、ルールなどについて総合的に深く協議し、前向きな進展を得た。

   ホンジュラス大統領府のパストール官房長官は、ホンジュラスはルートの開拓に取り組み、より多くの製品が中国市場に進出すると同時に、中国の消費者により多角的な選択肢を提供できるよう希望していると述べた。両国の協力は相互に利益をもたらし、今後は経済・貿易の面でより緊密で成果の多い協力の実現を期待しているとした。

   両国はこの1年、教育や文化、メディア、考古学などの分野で連携し、両国民の相互理解と交流に懸け橋を築いてきた。

   中国が支援する教育インフラプロジェクトは1月に始動した。エスポンダ教育相は、教育インフラの改善は人々の願いであり、中国の支援は両国の友好が日増しに深まっていることを十分に示していると述べた。同国は教育インフラ支援プロジェクトを両国相互協力の注目プロジェクトとし、両国民の友情の証しにするよう希望しているとした。

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