新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(3/26)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(3/26)

新華社 | 2024-03-27 14:59:35

   【新華社北京3月27日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、3月26日のニュースをお届けします。

   1.中国外交部「日本は近隣諸国の安全保障への懸念尊重を」

   中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、日本政府が防衛装備移転三原則の運用指針を大幅に改定したことに関し、「日本に近隣諸国の安全保障上の懸念を確実に尊重し、侵略の歴史を深く反省するよう促す」と述べました。

   林氏は、日本が英国、イタリアと共同開発した次期戦闘機の第三国への輸出を解禁する方針を決め、防衛装備移転三原則の運用指針を改定したとの報道と「改定は日本が戦後70年以上禁止していた殺傷兵器の輸出に道を開き、軍艦や潜水艦など先進的軍事装備品の直接輸出を容易にする」との論評に対する考えを求められ、次のように述べました。

   中国は関連報道に留意し、深刻に懸念しています。日本は近年、安全保障政策を大幅に調整し、防衛予算を年々増加させています。武器輸出規制を絶えず緩和し、軍事力の飛躍的発展を図り、近隣諸国や国際社会の強い憂慮を招いています。

   われわれは日本に対し、近隣諸国の安全保障上の懸念を確実に尊重し、侵略の歴史を深く反省し、平和的発展の道を揺るぎなく歩み、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促します。

   2.ボアオ・アジアフォーラム年次総会、記者会見開催

   ボアオ・アジアフォーラムの2024年年次総会が26日、中国海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮で始まりました。フォーラムの李保東(り・ほとう)秘書長は同日の記者会見で、今年のテーマを「アジアと世界:共通の課題、共同の責任」と紹介しました。現在の世界が直面する難題は多く、複雑であり、国際社会が共に試練に向かい、責任を担い、協力を確実に強めることでのみ、世界に引き続き平和と繁栄の軌道を歩ませることができると述べました。

   3.広東省東莞港と越カトライ港結ぶ定期コンテナ船が就航

   中国広東省東莞市の東莞港とベトナム・ホーチミン市のカトライ港を結ぶコンテナ船航路が22日、開通しました。中国の海運大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)でコンテナ船輸送事業を統括する中遠海運集装箱運輸(コスコシッピングラインズ)傘下の新鑫海航運が運営します。

   4.中国、デジタル技術を活用し優良品種の栽培を後押し

   中国では春の耕作シーズンを迎え、海南省三亜市は南繁(北方地域で夏に栽培した水稲などを収穫後、種子を冬に温暖な南方地域に持ち込み栽培、育種する方法)育種の繁忙期となっています。同市で16~20日にかけて開催された2024年中国種子(南繁シリコンバレー)大会では、農作物の新品種が集中的にお披露目され、自動分子育種プラットフォームや作物の表現型情報収集ロボットなど、スマート育種に関連する多くの新設備・機器が発表されました。

   5.中国の海洋総生産、23年は6・0%増

   中国自然資源部がこのほど発表した2023年の海洋総生産(GMP)は前年比6・0%増の9兆9097億元(1元=約21円)で、国内総生産(GDP)に占める割合が0・1ポイント上昇の7・9%となり、伸び率がGDPを0・8ポイント上回りました。

   6.上海市の貿易額、1~2月は0・7%減

   中国上海市統計局が25日に発表した同市の1~2月の貿易額は前年同期比0・7%減の6760億7800万元(1元=約21円)となりました。うち輸出は0・5%増の2659億1300万元、輸入額は1・5%減の4101億6600万元でした。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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