江蘇省洪沢湖湿地で国家1級保護動物のナベヅル初確認

江蘇省洪沢湖湿地で国家1級保護動物のナベヅル初確認

新華社 | 2024-03-25 15:28:23

22日、宿遷市の洪沢湖湿地国家級自然保護区の上空を飛翔するナベヅル。(宿遷=新華社配信)

  【新華社南京3月25日】中国江蘇省宿遷市泗洪(しこう)県の洪沢湖湿地国家級自然保護区で22日、日常のモニタリング調査を行っていた同保護区管理処の職員が国家1級保護動物のナベヅルを発見した。同保護区でナベヅルの姿が確認されたのは、今回が初めてという

  主に川や湖の岸辺に広がる干潟や湿地、アシ沼、湿性草地に生息するナベヅルは、湿地の消滅や人間による干渉の増加などにより、個体数が世界中で急速に減少している。現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは危急種(VU)に分類されている。

22日、宿遷市の洪沢湖湿地国家級自然保護区の上空を飛翔するナベヅル。(宿遷=新華社配信)

  管理処の職員は、国内で4番目に大きい淡水湖である洪沢湖の湿地生態環境が日々改善し、食物資源も増え続けていることが、ナベヅルが現れた主要因だと紹介した。

  同保護区は渡り鳥の移動ルート「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ」に位置することから、毎年、アカハジロやコウノトリなど国家1級重点保護鳥類を含む各種鳥類計50万羽余りが飛来して繁殖や越冬を行っている。ここ2年はカラフトワシやオジロワシなど国家1級重点保護鳥類を含む国家重点保護動物の初飛来が相次いでいる。(記者/陳聖煒)

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