【新華社ダルエスサラーム3月22日】中国の建設会社、中国中鉄建工集団とタンザニアの文化・芸術・スポーツ省は19日、同国の港湾都市ダルエスサラームで「アルーシャ総合スタジアム」建設プロジェクトの契約調印式を行った。
同国のダマス・ンドゥンバロ文化・芸術・スポーツ相は式典のあいさつで、プロジェクトの意義は大きく、完成後はアルーシャの新たなランドマークになると指摘。中国企業によるインフラ建設への力強いサポートに感謝を示した。
同社東アフリカ子会社の周沢君(しゅう・たくくん)総工程師によると、スタジアムはタンザナイトの宝石とキリマンジャロの雪山に着想したデザインで、国旗の色を取り入れている。建物全体が明るくシンプルな雰囲気になるという。
スタジアムは同国北部の観光都市アルーシャに建てられる。敷地面積は14・57ヘクタール。3万人を収容可能で、2027年アフリカネーションズカップなどの大型イベントが開かれる予定となっている。(記者/華洪立)