【新華社北京3月20日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で「報道によると、靖国神社は元海上自衛隊海将の大塚海夫氏が4月1日付で第14代宮司に就任すると発表した。自衛隊の将官経験者が靖国神社のトップに就任するのは初めてとなる。中国はどう考えるか」との質問を受け、次のように述べた。
靖国神社は日本軍国主義による対外侵略戦争の精神的道具と象徴であり、侵略戦争に歴史的責任を負う14人のA級戦犯をまつっている。日本の防衛部門の複数の現職高官が最近、靖国神社を参拝し、退役将官が間もなく靖国神社の宮司に初めて就任する。一連の後ろ向きの動きは、侵略の歴史に対する日本の誤った態度を再び反映したものである。中国は日本が侵略の歴史を確実に直視し、反省して、実際の行動によって軍国主義と徹底的に決別し、アジアの隣国と国際社会の信用をさらに失わないよう促す。