6日、四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県で撮影したポンス・ブルックス彗星。(稲城=新華社配信/李晟昱、王晒寧)
【新華社天津3月20日】中国の星空写真家がこのほど、71年ぶりに太陽系へ帰還したポンス・ブルックス彗星(12P)の撮影に成功した。
中国天文学会会員で天文科学普及専門家の修立鵬(しゅう・りつほう)氏によると、同彗星は公転周期が71年の短周期彗星で、約76・1年周期で地球に接近するハレー彗星と類似していることから「ハレー型彗星」とも呼ばれる。
8日、河北省張家口市赤城県で撮影したポンス・ブルックス彗星。(赤城=新華社配信/林子軒)
ポンス・ブルックス彗星は今回、4月21日に近日点、6月2日に近地点を通過する。観測に最も適した時期は3月末から4月上旬となる。今月に入り、中国の多くの星空写真家が同彗星の美しい姿を相次ぎ捉えている。公開された写真から、彗星は翡翠(ひすい)色に輝き、尾もはっきりとしている。(記者/周潤健)
7日、雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ市小中甸鎮で撮影したポンス・ブルックス彗星。(シャングリラ=新華社配信/張茂海)
10日、青海省の青海湖で撮影したポンス・ブルックス彗星。(西寧=新華社配信/陳格爽)
11日、湖南省株洲市炎陵県で撮影したポンス・ブルックス彗星。(炎陵=新華社配信/段鑫)