新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(3/8~3/10)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(3/8~3/10)

新華社 | 2024-03-11 10:40:20

  【新華社北京3月11日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、3月8~10日のニュースをお届けします。

   1.米国の中国人留学生への嫌がらせに断固反対 中国外交部

   中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は8日の記者会見で、米サンフランシスコ国際空港から入国しようとした中国人留学生が「小さな暗い部屋」に連行されて20時間以上拘束された後、ビザ(査証)を取り消されて中国に送還されたことについて、次のように述べました。

   米国は一時期から、政治的な目的で正当な理由もなく中国人留学生に対する嫌がらせや取り調べ、送還を頻繁にしてきました。最近の事例は、米国のやり方が正常な法執行の範囲をはるかに超え、強いイデオロギー的偏見を伴い、当事者の正当で合法な権利と利益に対する重大な侵害であり、中米の正常な人的往来を著しく妨害し、両国の人的・文化交流の強化と円滑化に関する中米首脳の共通認識に大きく違反することを改めて示しています。

   中国は強烈に不満で、断固として反対し、米国に厳正な申し入れを行いました。

   2.中国の第14期全人代第2回会議、代表議案298件受領

   中国の第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議事務局は9日、大会主席団が決定した代表の議案提出期限となっていた8日正午(日本時間同日午後1時)までに大会事務局が代表議案計298件を受領したと明らかにしました。

   3.中国経済、質の高い発展の先行き楽観 世界の有識者ら

   中国の第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が5日、北京市で開幕し、世界の注目を集めました。政府活動報告では、中国経済がこの1年、全体的に回復して上向き、国内総生産(GDP)は126兆元(1元=約20円)を超えて前年比5・2%増え、伸び率は世界主要国・地域で上位に入ったと指摘しました。世界の有識者の間では、中国経済の回復、かつ長期的な上向き基調は変わっておらず、変わることもないとの見方が広がっています。

   4.中国の輸出額、1~2月は10・3%増 2桁の伸び回復

   中国税関総署は7日、2024年1~2月のモノの貿易額が前年同期比8・7%増の6兆6100億元(1元=約20円)になったと発表しました。輸出は10・3%増の3兆7500億元となり、2桁の伸びを回復しました。

   5.平潭国際観光島を母港とするクルーズ船が運航開始 中国福建省

   中国天津東方国際郵輪所属の国際クルーズ船「夢想(ドリーム)号」が6日、福建省福州市平潭(へいたん)県にある平潭国際クルーズセンターを出航し、2泊3日の日本への旅を開始しました。同県を中心に整備の進む平潭国際観光島を母港とする国際航路の運航が正式に幕を開けました。

   6.中国企業、タイ自動車産業の構造転換を推進 タイ有識者

   タイ工業連盟(FTI)自動車部会のスラポン副部会長兼広報担当者はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国の自動車メーカーがここ数年、タイ市場への進出を加速し、より多くの人々が電気自動車(EV)を利用できるようにしただけではなく、タイの自動車産業の発展と構造転換を促し、投資と雇用をけん引し、国の経済発展を推進しているとの認識を示しました。

   7.「中欧班列」による完成車輸出、23年は11万台超に 中国重慶市

   中国重慶市の口岸(通関地)物流弁公室と鉄道部門によると、2023年に中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」を利用して重慶から輸出された完成車の台数は11万台超となりました。

   8.ロシア生まれのパンダ「カチューシャ」がお披露目

   ロシアのモスクワ動物園で8日、雌のジャイアントパンダの赤ちゃん「カチューシャ」が一般公開されました。カチューシャは中国からロシアに移住したパンダ「丁丁(ディンディン)」が2023年8月24日に出産した子どもで、ロシアで初めて生まれたパンダとなります。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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