【新華社北京3月5日】中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の張玉卓(ちょう・ぎょくたく)主任は5日、第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の最初の「部長通路」(閣僚らを対象とした特設スペース取材)で、戦略的新興産業と未来産業への中央企業(中央政府が管理する国有企業)の布石について次のように語った。
中央企業の産業高度化においては戦略的新興産業と未来産業を際立った位置に据えなければならない。戦略的新興産業分野への中央企業の投資は2023年、前年比32・1%の伸びを示した。国務院国資委は、中央企業の収入に占める戦略的新興産業の割合を2025年までに35%に到達させる目標を打ち出している。戦略的新興産業と未来産業への布石に力を入れ、特に脳型人工知能(AI)、量子情報、制御核融合などの分野で早めに布石を打たなければならない。