【新華社北京3月5日】中国の第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。李強(り・きょう)国務院総理が政府活動報告を行い、香港・マカオ・台湾に関する活動について次のように述べた。
われわれは引き続き「一国二制度」「香港住民による香港統治」「マカオ住民によるマカオ統治」と高度な自治の方針を全面的かつ正確に、揺るぎなく徹底し、法による香港とマカオの統治を堅持し、「愛国者による香港統治」「愛国者によるマカオ統治」の原則を実行しなければならない。香港、マカオの経済発展と民生改善、自らの優位性と特性を生かした粤港澳大湾区建設への積極的な参加、国の発展の大局への一層の融合を支持し、香港とマカオの長期的な繁栄と安定を保つ。
われわれは新時代の党の台湾問題解決の全般的方針を堅持、徹底し「一つの中国」原則と「九二共識(92年コンセンサス)」を堅持、「台湾独立」による分裂と外部からの干渉に断固として反対し、両岸(大陸と台湾)関係の平和的発展を推し進め、祖国統一の大業を揺るぎなく前進させ、中華民族の根本的利益を擁護し、両岸の融合的発展を深化させ、両岸同胞の福祉を増進し、心を一つにして民族復興の偉業を共に成し遂げる。